メコン川は、チベットの山並みに源流を発し、中国、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアを流れ、やがてベトナムに達して南シナ海に流れ込む。メコン川はベトナムにおいて９つの支流に分かれるが、支流の間に広がるのがメコンデルタである。
　メコンデルタのカンボジア側（メコンデルタの上流側）にはメコン川が緩やかに流れる場所があり、ここにフローティングビレッジができた。
　ここでは、メコン川に浮かぶ家を建てて、家の床下で魚を養殖して生計を立てている人が多い。

大規模に養殖業を営んでいる１軒の家、というよりも１つの工場を訪ねた。

家の床下に作られた魚の養殖場。
左は魚にえさをやるベルトコンベア。右はえさをまいたときに集まってきた魚。

家がメコン川に浮かぶからにはボートが不可欠である。

それぞれの家にはボートが係留されている。右端の家は、家その自体が船になっているのか、大きなスクリューがついている。

人が生活するためには電気が必要である。電柱は川の中に立っている。

この女性は、昼食のため？に、のんびりと魚を釣っている。

こちらの家では、昼食の準備に忙しい。