レイク・テカポと善き羊飼いの教会

レイク・テカポは、サザンアルプスの東側に広がる高地に位置しており、下の４枚の写真に示すように、湖の色は氷河から溶け出した水に岩石の粒子が含まれているために独特の色合い(ミルキーブルー)を醸し出している。これは、湖水に含まれる岩石の粒子が日光に含まれる赤系統の色を吸収し、青色や緑色系統の光のみを反射するためである。
下の２枚の写真は、レイク・テカポの湖畔に建てられた「善き羊飼いの教会」であって、この教会の祭壇の奥に位置する大きな窓からレイク・テカポを眺めると、湖が額縁の中の絵のように見える。

レイク・テカポを出たバスは国道８号線を通ってレイク・プカキに向かうが、その途中の車窓からは下の２枚の写真に示すように、サザンアルプスの山並みが見える。

レイク・プカキ

国道８号線を走ってきたバスはやがてレキク・プカキに到着する。レイク・テカポの水はレイク・テカポと同様、氷河から溶け出した水に岩石の粒子が含まれているのでミルキーブルーになるが、レイク・プカキはレイク・テカポよりも濃いミルキーブルー色をしているように思われる。 レイク・テカポはマウント・クックの真南に位置するため、レイク・テカポの南端に立つと、レイク・テカポの向こうにマウント・クックを見ることができる。
マウント・クックに向かうバスはレイク・テカポの南端で国道８号線と分かれて国道８０号線に入る。国道８０号線を北上していくと、車窓からマウント・クックが少しずつ大きくなって見えてくる。