マウント・クック国立公園

マウント・クック国立公園は、標高が３７２４ｍでニュージーランドの最高峰であるアオラキ／マウントクックの麓に広がる７００平方ｋｍを越える広大な公園であって、この地域は年平均の降水量が４０００mmで、降水日数が１４９日という不安定な気象である。
この国立公園には、散歩程度の遊歩道から半日がかりのハイキングコースまで数本のウォーキングコースが整備されている。

ケア・ポイント・トラック

ケア・ポイント・トラックは、ハーミテージホテルから往復約２時間のコースで、比較的楽に歩けるコースであるが、マウント・セフトン、アオラキ／マウント・クック、ミューラー氷河湖を見ることができる。

ハーミテージホテル近くのスタート・ポイントから少し歩くと、正面にアオラキ／マウント・クックがきれいに見えるようになり(左下の写真)、左側にはマウント・セフトンが見えてくるが(右下の写真)、マウント・セフトンの頂上は雲に覆われている。

スタート・ポイントから３～４０分ほど歩くと、下の２枚の写真のように、アオラキ／マウント・クックの勇姿がかなりはっきりと見えてくる。

スタート・ポイントから１時間ほど歩くと、ケア・ポイントに到着する。ケア・ポイントからは右下の写真のようにミューラー氷河湖が見えるようになり、その後方にはアオラキ／マウント・クックが見える。

フッカー・バレー・トラック

フッカー・バレー・トラックは、フッカー川に架かる吊り橋を渡ったり、花畑、河原、草原などを眺めながら、フッカー湖に至るコースで、３番目の吊り橋を渡って少し行くとフッカー湖に到着するが、２番目の吊り橋で引き返すこともできる。

マウント・クック・キャンプ場を過ぎると、ミューラー氷河湖(左下の写真)と第１吊り橋(右下の写真)とが見えてくる。



マウント・クック・キャンプ場から少し歩くと、フッカー川に架かる第１吊り橋を渡る。



第２吊り橋(左下の写真)を渡ると、見晴らしのよい展望台があり、晴れていればサザンアルプスの山並みを見ることができるが、あいにくの雨だったので見ることができなかった(右下の写真)。